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Introduction VRメディアには、従来のフラットな映像媒体には無い‘空間’そのものを記録する特性があります。現在はまだ画像の鮮鋭度や画角に制限が感じられますが、技術革新の早さを鑑みるに、その問題も数年先には解消 […]

Introduction

VRメディアには、従来のフラットな映像媒体には無い‘空間’そのものを記録する特性があります。現在はまだ画像の鮮鋭度や画角に制限が感じられますが、技術革新の早さを鑑みるに、その問題も数年先には解消されると思われます。

従来、‘パフォーミングアート’と呼ばれる生でしか鑑賞(或いは体験)出来なかった芸術様式が、この新しい‘媒体’の登場によりネットワーク経由で配信・鑑賞出来る環境が整いつつあります。もちろん、本当の生での体験との差異は依然として存在しており、また‘一回性の行為’そのものに芸術的価値があるとする立場もあります。しかし、表現とは‘伝える側’と‘受け取る側’との相互関係が無ければ成立し得ない行為であることも確かです。少なくともVRメディアに於いて伝達される表現とは‘死の空間’ではない、と思われます。この技術革新の意味するところの一つは、‘生の芸術’を記録・再生出来る、という可能性であると我々は確信しています。

我々はVR技術により、従来の映像技術では残すことが出来なかった生の芸術表現、行為、体験の情報を広く伝えて行きたいと思います。

STAFF

 

Tadahiro Naganawa
Haruhiko Itoh

 

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